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研究所ニュース

 

「アスペン・フェローズ」第33回プログラムが開催されました

プログラムの様子

 講師に村上 陽一郎先生をお迎えして、「アスペン・フェローズ」第33回プログラム(新春懇話会)が、2015年1月17日に国際文化会館岩崎小彌太記念ホールにおいて開催されました。
今回の題目は「能の話」でした。「日本の古典芸能の一つとしての能は、何となく退屈で、判り難いということで、歌舞伎や文楽に比べて、敬遠されがちです。外国人も歌舞伎には、結構好奇の目を光らせますし、最近の歌舞伎座は、英語の解説がイヤフォンで聴けるサーヴィスもあり、アクセスし易いのですが、能楽堂へは連れていくのが躊躇されます(村上先生談)」。
これは能楽に馴染みの薄い人々の一般的な意識だと思いますが、村上先生らしいソフトな語り口で、「能の出自」「能の始まり」という能の歴史的なことから始まり、流派や演目の種類など、能楽初心者にもわかりやすいお話を聴かせていただき、能楽に対する意識が少し変わったような気がします。

鼓や能面

 またご自身所有の鼓や能面もお持ち下さいました。ふだん手にすることのない鼓や面に触れることができたのも、参加者にとっては貴重な体験だったと思います。

 

 

紅葉狩の上映の様子

 ご講演の最後に、「紅葉狩」という演目のDVDも見せていただきました。
時間の都合で、一部分だけの鑑賞でしたが、60人近くの参加者が幽玄の世界を垣間見ることができました。

 

 

懇話会の様子

 懇話会に引き続き、懇親会が開催され、和やかな雰囲気のなかで先生や参加者が交流を深めました。

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